【感想まとめ】幼稚園から保育園年少「発達援助」での転園から1か月が経過

2022年4月30日家事・育児二人育児,療育

積み木をする女の子
出典:Pixabay

りっくんが「発達援助」の事由で幼稚園より転園してから、1か月が経とうとしています(*^^*)今回は、登園初日からの約1か月、りっくんがどのように過ごしてきたか、「発達援助」の事由で入園することでどのような支援を受けられたのかを、ご紹介したいと思います\(^o^)/

試練の入園式と第1週

以前から見学や入園前の健診で通ってはいたのですが、別の園に本入園することを理解し緊張したのか、入園式にスーツを着ていくことを嫌がり、出席も嫌がり、門をくぐるのも大変でした(^^;)

式前は泣きましたが、保育園の先生方が好きなおもちゃを持ってきてくれ、「無理にお部屋に入らなくても大丈夫だからね」と言ってくださいました。

次第に落ち着きなんとか入園式に出席し、次に日中過ごすお部屋で担当保育士さんとの懇談がありました(*^^*)

そこで療育グループの先生が書いてくれた、りっくんの気質や行動の傾向をまとめたお手紙を渡し、できること・苦手なことなどを簡単にお話しました。

半年毎の発達検査に同行すること、これから発達支援のための計画を立てることをお聞きし、その手厚さに驚きました(・o・;)

そして迎えた慣らし保育初日。幼稚園に通っている上の子との送迎の順番や駐車場所などを予め考えていたので、スムーズに進みました。

昨年度からバス通園をやめ、自分で二人を送迎していたことも良かったようです。私も子供たちも送迎自体に慣れていました。「どっちが前に乗るか」ひとつでも、出がけに揉めますから…。

りっくんは最初緊張したようですが、昨日は泣いて通った門も難なくくぐり、お部屋に入り少ししたら、楽しく遊び出しました。

前は幼稚園の「玄関引き渡しが楽だな〜」と思っていましたが、昨日の入園式後の懇談会が普段過ごすお部屋で行われたため、3歳のりっくんは昨日遊べなかったおもちゃが遊びたくて仕方なかったようです。

それでも、慣らし保育2日目からはママと離れることが不安なのか、お出かけ前に「行きたくない」と言ってみたり、着いてからも私にしがみついて離れなかったりしました(^^;)

そこを無理矢理抱きかかえて連れて行ったので、後から聞いたところ、「ママこわかった〜」と言われました(笑)。仕方ない、親も子も試練です!!

慣れてきた第2週

登園前に「抱っこ」と言うこともありましたが、「抱っこしてくれたら行く」の意思表示なので、彼なりには頑張っていました(^^;)

またある朝のりっくんは、「ねむい〜」と言っていました。前の幼稚園では、「合わないんだろうか…行くの辛いんだろうか…」と親の気後れから、そういう日は休ませていました。ですがもう環境的に最強の、公立保育園。抱きかかえて強行突破したら、「つかれてるのに〜!!」と泣かれたこともありました(笑)。

そのうち、朝は嫌だと意思表示をするのですが、それでも玄関→車、車→登園を自分の足で歩いて頑張るように!

お部屋に着くとダンゴムシのように丸まっていることもありましたが、長居しても良くないと思い、好きそうなおもちゃをお供えしてあっさりと帰ってきました(笑)。

そしてある晩、「泣いてるとこ置いてっちゃってごめんね」と寝る前に言ったら、意外にも「いいよー」という返答が返ってきてびっくり!本当に嫌な時は何も言わないか、「うん…」とだけ言うタイプなので、(ママと離れなきゃいけないことは分かってるのね…)と成長を感じました。

保育園を楽しんでいることは、お迎えに行った時の様子でよく分かりました。幼稚園ではちょっとボーッとしたような、無表情に近い顔で登降園していたのが、明らかに緊張がほぐれ、体の力が抜けて表情が豊かなのです。

そこで登園を渋っていた時期に、「保育園行って楽しいならさ、登園からかっこ良く自分で歩いていけると良いね!」と約束したら、玄関→車も、車→登園も歩いて行くことができました!そして着いてからも手拭きタオルを引っ掛けたり、お支度も一緒にやってくれて、先生とともに褒め称えておきました(笑)。

さらに午前中めいっぱい園庭で遊ぶからか、お昼寝もちゃんとしているそうで、家庭的な雰囲気の保育園でりっくんが打ち解けている様子を見て、本当に安心しました。

まだお休み明けなど、登園を渋って気が進まなさそうにわざとゆっくり動いたりもします。登園してバイバイする時も寂しそうにしますが、泣かずに、私にしがみつかずに頑張って立っていた時には、ママが駆け寄って抱き締めたくなっちゃいました…(T_T)

幼稚園から転園して楽になったこと

一番楽に感じたのは、私服に着替えさせることです!私服は好きな柄や素材・着心地の物も多いため、選ばせるのは非常に楽です。最終手段、パジャマで登園しても、前日にそのままお出かけできる楽な服で寝ても良いですよね。

制服だとカッチリしているし、りっくんは「なんで毎日決まったものに着替えるの…」と窮屈に感じていたようです。

また、りっくんの通っていた幼稚園では、月1回英語の時間があったり、体操の時間があったりと、本人がお話できるようになってから聞いてみると、「楽しいけどちゃんとしていないといけない」ということが負担になっていたようでした。大人が「これくらいは大丈夫だろう」と思っていることでも、子供によっては緊張するんですね。

現在通ってる公立保育園に関して言えば、幼稚園のようにカリキュラムもなく、ほぼ一日楽しい雰囲気の中で遊んでいられることが、りっくんには合っていたようです。

私が慣らし保育中にお昼ご飯前にお迎えに行くと、お着替え途中で肌着とオムツでウロウロしている子があちこちにいて、幼稚園の制服姿を見慣れている私には新鮮でした(*^^*)

保育士さんたちは大変でしょうが、そういう風に子供が気を許している様子を見ると、「良い場所だなぁ…」としみじみ感じました。

最近りっくんをお迎えに行くと、パプリカを踊っている子/踊っていない子、下駄箱の前で絵本片手に行き倒れてる男の子(事件現場風)がいたりと、自由最高だなと思いましたね(笑)。

でも上の子のあっくんは、制服の着方(前後ろは必ず正しく、制帽は必須、リボン着用など)やルールが細かく決まっており、生活習慣や道徳的な教育・英語や体操に芸術といった色んな体験ができる今の幼稚園をとても楽しんでいます。

本当に、その子の発達や性格によって合う園が違うんだなぁと思いましたし、我が家の場合はりっくんに合う園に転園できて良かったと感じています。

「発達援助」事由で受けられた支援とは?

さて、ここでは「発達援助」事由で入園し、現在私たちが受けられている支援内容をご紹介します。

と言ってもまだ入って1か月なので全容は見られませんが、ここまでの支援内容についてお話します。

まず、先生方ほぼ全員に、「発達援助」事由で入園した子として先に顔や気質を覚えてもらっています。

外に飛び出しやすい子なのか、手が出てしまうのか、そういったことも予め気にかけてくださいます。

また、保育園では持ち上がりの子が多いため、りっくんの3歳児クラスでは新しく加わったのは数人でした。そうすると、新しく加わった子に重点的に園のルールなど教えることになるので、幼稚園でいきなり年少25人ほどが入園してくるよりは、先生にまだ余裕が生まれます。

また、特に公立保育園では加配のための人員を予め配置しているので、3歳児25人のクラスを3名で担当してくれます。先生1名あたりの子供が8人くらいとなりますので、先生2名で見ることの多い私立幼稚園・保育園よりも余裕があります。

そしてこれは入園するまで知らなかったのですが、年間の発達支援計画も立ててくださるそうで…そのあまりの手厚さに驚きました(・・;)面談で家での様子や園での様子を相談する機会がありました。

保育園申込みの段階で、受け入れのため計画書を作ってくれることは知っていましたが、入園後改めて作成くださるとは知りませんでした。本人の入園後の様子を見て、改めて保護者と相談の上作り直すということなのでしょう。

りっくんのクラスの先生は、半年毎の発達検査も同行くださるとのことで、親身に発達に関わってくださることが有り難かったです。

他には、りっくんは「発達援助」事由で入りましたが、前の幼稚園とは異なり、慣らしのスケジュールは他の子と同じでした。

特別扱いされないことはとても嬉しかったのですが、「数日で昼寝までできるのかな…保育時間が長くなることで疲れないかな…」と心配でした。が、保育士さんたちのどっしりとした安心感、おおらかに受け止めようとする姿勢に、親子共にすっかり慣れました(笑)。それに、お昼寝をすることで一旦疲れが取れ、降園時間とその後も機嫌が保つんです。

そしてこれはりっくんの場合ですが、たまたま担任の先生が、これまで「発達援助」事由の子を何人か担当したことのある方というのも有り難い点でした。

3週目ともなると、保育園に着くやいなや園庭に走り出すりっくん。先生とお別れする時も、その距離感や手の繋ぎ方は、私やパパ・祖母といった身内に対するそれでした。先生と信頼関係ができていることがよく分かった光景でした(*^^*)

兄弟のケアも大切に!

さて、比較的順調に進んだ保育園への慣らしですが、これまでりっくんの満3歳児入園〜転園関係のドタバタ不満の溜まっていた上の子あっくん。彼の心のケアも重要です。

元々幼稚園の駐車場から門までが少し遠いので、子供二人を連れて歩くのが大変で、時間の関係からも送迎は下の子りっくんを先に保育園へ送り届け、次に上の子あっくんを幼稚園へという順番を考えていました。

あっくんは保育園の様子が見られるし(把握してないと嫌なタイプ 笑)、保育園から幼稚園まで私と一緒で、一対一で甘えられて良い感じです。

下の子りっくんが保育時間や期間の長い保育園に転園することは、上の子あっくんとの時間が増えるため、愛着関係をより強くさせるためには効果的だと考えていました。それも転園を積極的に進めた理由のひとつでした。

りっくんが以前通っていた幼稚園(上の子と一緒)では、発達上の理由から半日保育とされる日が多かったので、上の子あっくんは当時、担任の先生や給食があまり好きじゃなかったのもあり、「なんでりっくんだけ早くお迎えが来るの?ぼくも帰りたい!」と主張したり、親の愛情を疑ったりして、4歳の壁も相まって、それはそれは大変でした…。

そこで弱まった愛着を強化するため愛着形成に努めるべく、上の子:幼稚園、下の子:保育園とし、お互いの状況を敢えてつぶさには見られないようにしました。

もちろん転園の一番の理由は、りっくんが「発達援助」事由での入園が必要だったからです。

ちなみにあっくんに向き合う上で、対応に詰まり相談した先がこちらです(^^;)本当に手強いんです…。でも、本人の長所や個性を大事に育てたいと思いました。

おわりに

3週目で慣れてきたところで、ついりっくんに、「保育園と幼稚園、どっちが好き?」と聞いてみたら、「うーん…………保育園!」と答えました。その考え込む姿を見て、(私、バカなこと聞いたなぁ)と思いました(^^;)

りっくんにとっては、幼稚園は緊張したり、集団生活というものが何も分からない状態で行ったので大変だったけど、そこで出会った先生やお友だちのことを大切に思っていたようです。

お別れの日には、先生やお友だちからお手紙や絵のプレゼントをいただき、読んであげると泣きそうな顔をしていました。

そんなりっくんの大切な場所を、ただの大人の不安感や自己満足で比べるべきではなかったなと反省しました。

また今回の転園で、上の子と下の子に合う園が見事に異なる結果となり、二人の落ち着いた様子から、「その子の発達や性格によって合う園が違うんだ、違って良いんだ」とも思えました。

ここまで大変な思いも、悲しい思いもたくさんしましたが、それによって得られたこともたくさんありました。何事も経験ですね。

さて、実は家族が新型コロナに感染し、しばらく一家で自宅待機となります。家族はみんな元気に過ごしています!ゴタゴタして更新が滞ったりするかと思いますが、気長にお待ちいただけると幸いです(*^^*)

転園に関するお話はこちらです↓↓↓

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2022年4月30日家事・育児二人育児,療育

Posted by みう