乳頭混乱ってなに?治すもの?私は母乳をやめてミルクにしても良いと思う

2020年11月22日家事・育児育児グッズ

赤ちゃんにミルクをあげる女性

みなさんは赤ちゃんを育てる際に、ミルクと併用するかどうか、どのように決めましたか?

母乳推しのところも多いですが、産院では母乳のみ/ミルクと母乳の混合/ミルクのみにするかといったママの意向を聞いてくれます。

でもミルクと母乳の混合にした際に起こる「乳頭混乱」については、詳しい説明がないところがほとんどかと思います。その長所短所を知ったうえで選択をすることが、ママや赤ちゃんにとって良いのではないかと思い、記事を作成しました。

私は医療の専門家ではありませんが、大事なことは、赤ちゃんが健やかに育ち、ママも笑顔でいられることだと思っています。母乳でも、ミルクでも、それは変わりません。

近年、世界保健機関(WHO)やユニセフ(unicef)・日本の厚生労働省でも母乳育児を推奨し、多くの産婦人科でもできるだけ母乳で育てるよう、積極的に指導されるようになりました。

それによって「母乳が一番!」「完母で当たり前!」のような風潮があることに私はずっと違和感を覚えていて、育児前・育児中のママは、授乳の役割について一度考えてみてはどうかなと思っています。

乳頭混乱とは

赤ちゃんが哺乳瓶からの授乳を好み、母親の乳房からの授乳を拒否することです。助産師の方の記事を引用します。

哺乳瓶を使った後、赤ちゃんがおっぱいで飲むのを嫌がり始めることがあります。これを乳頭混乱と言います。人工乳首で補足をしていた母親が母乳育児を断念した1番の理由は、赤ちゃんが哺乳瓶の方を好んだからであった、という報告があります[*1]。

ただし、哺乳瓶を使用すると赤ちゃんがみんな乳頭混乱を起こすというわけではありません。哺乳瓶を使ってもおっぱいを嫌がらない赤ちゃんもいるため、乳頭混乱の有無は個人によるものと考えられます。

引用元:【助産師解説】赤ちゃんの乳頭混乱!予防法は?克服はできる? | マイナビウーマン子育て

まさにこれ。私も上の子のあっくんの時にぶち当たりました。「母乳で足りない量はミルクで補えば良いかな」と思いミルクとの混合を選択しました。

自分の思い描いていた、産まれたての赤ちゃんを抱いておっぱいを飲んでもらう、そんな幸せな授乳風景は見事に崩れ去りました。

哺乳瓶からは飲んでくれるのに、自分のおっぱいを差し出すと嫌がる。頑張って口に含ませても、嫌がってすぐ離す。自分の思い込みですが、否定されているような気持ちになりました。

赤ちゃんが嫌がって泣く間にも垂れてくる母乳、周囲も濡れるので非常に嫌でした。行き場のない母乳がただ流れ出る光景に、情けなく涙が溢れてきました。

これ、多分頻回な授乳による睡眠不足と慣れない子育てによる疲れもあったと思います(笑)。今だったらもっと気楽に考えていたでしょう。母性やママへの憧れが強くて、みんな頑張ってしまうんですよね。赤ちゃんとママが笑顔で過ごせることが一番だというのに。

母乳じゃなきゃだめ??ミルク育児のメリットもある!

初乳や母乳には赤ちゃんの発育に必要な成分が含まれており、時期に合わせて変化するとも言われています。とっても神秘的ですよね。ママの体力や食費は必要になりますが、基本的にはミルク代がかからず経済的と言われます。

でも、私の場合は生後3か月まで母乳で、それ以後はミルク育児と最初から決まっていました。それはある事情からですが、そもそも3か月~半年以上の月齢の乳児が吸うだけの母乳が出ていたかどうか、怪しかったかもしれません。最近調べて分かりましたが、貧血気味のようですし(^^;)ちなみに、母乳は血液から作られます。

母乳のメリットに関しては以下の通りです。参考とした記事のURLも載せておきます。

  • 赤ちゃんが成長するために必要な成分がすべて含まれている
  • 病原菌から赤ちゃんを守る抗体も含まれている
  • まだ解明されていない赤ちゃんのための成分も含まれている可能性がある
  • 産後の体の回復を早める

母乳のメリット|和光堂わこちゃんカフェ

ミルク育児には、以下のようなメリットがあります。

  • ママでなくても授乳できる(交代して休める)
  • あげた量が分かりやすい
  • ママの体調に左右されない
  • いつでもどこでも、用意さえあれば授乳できる
  • 卒乳が比較的楽(あまり子供がおっぱいに執着しない)
  • 泣いている原因を考える癖がつく(3時間は間隔を空けるので、泣く→授乳に頼らないため卒乳後も対応に慣れている)
  • 赤ちゃんも問題なく育つ

乳頭混乱は赤ちゃんの個性

私の場合は、二人目のりっくんの時はミルクと母乳の混合だったにも関わらず、全く乳頭混乱が起こりませんでした。おっぱいもゴクゴク、ミルクもゴクゴク。「どちらか一方しか飲まない!」ということもありません。

私が二人目で授乳に慣れたということも考えられますが、他の方の体験談にもあるように、「子供によって乳頭混乱が起こる/起こらないが違う」のだと思います。確かに上の子のあっくんは今でもこだわりが強い…。

私は乳頭混乱が起きた時に、「何もせずミルク育児をどうぞ!」と言っている訳ではありません。ただ、少し赤ちゃんが飲みにくい哺乳瓶を試したり、次の授乳時間までしっかり間隔を空けて飲ませるなど工夫をした結果、「もうお互い辛いし、赤ちゃんのためにもミルクをあげようかな」と思ったら、それで良いと思うのです。

ちなみに、私はBettaと母乳相談室の2種類の哺乳瓶を試しました。特にBettaはデザインが可愛く、あげていて楽しくなります(*^^*)

哺乳瓶Bettaに取り付ける乳首は4パターンあり、そのうちブレインのクロスカット乳首はなかなか出てこないので赤ちゃんは飲むのに手こずります。上の子は新生児からこちらを使っていましたが、それでも母乳拒否でした(^^;)
反対に下の子はもう少し楽なブレインの丸穴を使っていましたが、おっぱいでもどちらでも○でした。本当に赤ちゃんによって違いますね(・o・;)

Bettaの乳首の種類や役割については下記です。公式HPですので、商品の特長など見てみてください。

乳首の種類と選び方 – Betta Baby Store

初めは産院で使用している哺乳瓶の方が、ママの慣れもあり安心かもしれませんね。ご参考に私が使った哺乳瓶を載せておきます。

私が産院で勧められた哺乳瓶は下記です。効果のほどは…正直よく分からず(^^;)結局哺乳瓶が良いかおっぱいが良いかは、その赤ちゃんの好みのようです。

哺乳瓶から飲んでもらえず、「おっぱいしか嫌!」という子もいて、それはそれで大変だと思います。他の人に代わってもらえないのと、早くに復帰したい場合などですね。

搾乳器はこちらです。おっぱいが張ってしまった時のガス抜きや、搾乳して哺乳瓶に母乳を移すために使っていました。電動のタイプもありますが、母乳の出が多い場合に検討すると良いと思います。

除菌料はこちらが使いやすいです。一回分に対して水を2-4Lと調節できるので、容器に合わせて消毒用の液が作れます。

おわりに

最初にぶち当たる壁とも言える母乳育児。なかなか出なかったり、赤ちゃんもママも初めてで上手く飲めなかったり、乳腺炎など…とにかく色々と悩みます。

でも母乳育児、頑張ったらミルクに変えても良いんですよ。私はミルク育児を予定して開始したのもありますが、ミルクでも十分元気に育つし、ミルクでの授乳だって幸せな時間には変わりありません。それにママにも余裕ができます。何より赤ちゃんが必要な栄養を摂って、健やかに育つことを一番に考えることが大切だと思います。

少しでも多くのお母さんが、この大変ながら幸せな時間を楽しめるように。これからもお役に立てるようブログを続けていきたいなぁと思います(*^^*)こちらもどうぞ!

2020年11月22日家事・育児育児グッズ

Posted by みう