地域で子育てをしよう!お互いに声を掛け合うところから

家事・育児,日々思うこと

砂場遊び

新型コロナの影響で、子育て支援センターが一時お休みとなったり、私自身行かなくなったことで、公園に地域の方が集まるようになりました。それを見て感じることがあります。

子育て支援の隙間を埋めるのは、地域で出会う人たちの、お互いの心配りでもあるということです。

民間や公的な子育ての支援制度が充実してきたなと思う一方で、制度を利用する/しないの判断や利用へのハードルの感じ方って人によって違うんですよね。かく言う私も、子育てを他の人に頼ったりお世話になったりというのに慣れないタイプでした。

そもそも子供ができるまで、今は多くの家庭が、実家から離れてパートナーと二人暮らしということが多いと思います。

拡大家族が主だった頃に比べ、パパとママの自由度は高まりました。が、単純に日中夜間を通して、子供の遊び相手やお守りをする人の手が足りません。

その人手不足を補うべく、民間や公的なサービスがある訳ですが、先に述べたように、制度はあってもそれを利用するかどうかはまた別の話。子供の性格やパパ・ママの感じ方によっても、利用に至るまでのハードルが違います。新型コロナの影響下にある最近では尚更です。

私も子供を生むまでは、「自分で望んだのだから、大変でも自己責任」と思っていました。

一人目の子が1歳半までは比較的楽に子育てできたので、しばらくはそんな考えで自分の子育ても、他の人に迷惑をかけないようにと考えていました。パパにも仕事があるのだから、自分一人でできるようになろうと思ってしまいました。

しかし、二人育児に突入した際に、いよいよ自己責任では片付けられない子育ての大変さに直面しました。

本当に人手が足りないのです。大人は一人なのに、子供二人とも違う方向に行きますし、お腹が減ったり遊びたいタイミングも違います。同時に起こるこの状況に外で対応するのは、非常に困難です。

手が足りなければ、公園に行くのだって一苦労。子供のグズりですら負担に感じますし、そのまま道路にも飛び出かねません。

二人育児でどう周りに助けを求めたら良いか分からなかった時期、自分も心理的/身体的虐待をしかけていましたし、実際にしていたと思います。

このブログも、そんな状況にある人が少しでも楽になればという思いで始めました。

二人の子供を連れた公園や子育て支援センター、子供がグズって動かなくなった道端で、声をかけたり手を貸してもらった時、あの時の私がどれほど救われたことか。

「他人に迷惑をかけない」と思ってしまっているパパ・ママ。それは間違いです。子供を育てるには、核家族のみではまず手が足りないんです。近くの人に助けを求めたり、お互いに助け合えば良いんです。

それは公園で同じくらいの子がいたら「一緒に遊ぼう」と声をかけることであったり、帰る際にグズっている子がいたら「私たちも帰るから、一緒に帰ろうか!」と声をかけたりと、ほんの小さなこと。

声をかけたり、かけ合うことで、少しのことですが、パパ・ママの負担は驚くほど軽くなります。自分たちだけで頑張らなくても良いんです。

「手伝いましょうか?」と申し出て、断られたらそれで引き下がる。それで良いし、かっこ悪いことなんて何もありませんよね。過度な人付き合いも必要ありません。必要な時に必要な人に手を貸す、それだけです。

手を貸してもらった人は、嬉しく感じれば次に誰かに手を貸そうと思うでしょう。そうして、助け合う輪を広げていけたら良いなと思うんです。

きれいごとのように聞こえるかもしれませんが、私の住んでいる地域ではこんな付き合い方が当たり前のように行われています。でもそれは、声をかけてくれる人がいるから。自然に発生するものではありません。

私も早く地域に馴染み、気付けば良かったと思います。少しの声かけでその機会は得られたのに。

そして私も困っている人の力になりたいなと思い、お節介おばちゃんをやっています(笑)。

最近、近くの公園で地域の未就学児が集まりやすいよう、「〇〇公園で遊ぼう!」というLINEグループを立ち上げてみました。「今から行くよー」などと誰かがLINEすれば、行く時間やそもそも人がいそうかどうか、分かります。グループへの参加や退会は自由です。

まだまだメンバーは少ないですが、自分も含め周りのお世話になる時期の人が、気軽に利用できるグループに育つと良いなと思っています。

皆さんも、誰かの力になれるようなお節介おばちゃん/おじちゃん、やってみませんか(*^^*)?

家事・育児,日々思うこと

Posted by みう