子供の気質は変え難い。「手を尽くしたのに上手くいかない」時は、距離を取って冷静になることが大切と感じた
更新が滞っていてすみません!
8月に入ってから、下の子りっくんがヘルパンギーナにかかり、私とパパにも感染し重症化しました(^^;)
喉が腫れて声がガラガラ、微熱と高熱を2〜3日繰り返し、私は夜中に熱や頭痛が襲ってきていたので、治りも遅く…(T_T)
ようやく体調が戻ってきたものの咳はまだ出ますし、パパは咳喘息が悪化、病院に行ったところ未だに喉が赤いそうです(・o・;) このお盆休みは休息日をしっかり挟みながら、近場中心で過ごしました。
大人がヘルパンギーナで重症化すると本当に大変!看病などで抵抗力も落ちるので、「あまり感染らないから」と甘く見ず、子供がかかったら気を付けましょう!
こちらのサイトが詳しいです↓↓↓
ヘルパンギーナ|西馬込あくつ耳鼻咽喉科・馬込駅前あくつ小児科耳鼻咽喉科|東京都大田区
さて、実は夏休み前まで、ブログを書く気力が衰えるほど心が消耗していました。
上の子あっくんのことです。ブログでも「どう書いたら伝わるのかなぁ…」と思い筆が進まずにいましたが、今回感じたままを書いてみますm(_ _)m
真正面から向き合うことに限界がきた
年中さんの時は、担任の先生との相性が悪く怖がったり、給食の時間も苦痛になっていた様子。さらに、下の子りっくんの満3歳児入園や転園のドタバタもあり、上の子あっくんに我慢や寂しい思いをさせていたのは分かっていました。
しかし、年長さんになった今年は、担任の先生も子供思いのしっかりした方で、接し方も優しく、認定こども園となったことで自園給食も充実し(その分費用も上がりましたが)、楽しそうに登園していたのです。
下の子りっくんが転園してからは、送迎時に園の様子も分かるからか、「りっくんは良いなぁ」と比べることもしなくなり、私と二人の時間も取りやすくなっていました。
それでも、上手くいかない時にひどく怒って大きな声を出す、物に当たる、相手の悪口を言う、自分のことをけなすということがヒートアップし、夏休み前の1か月ほどは特に激しく出ていました。
あっくんが年中の時から私は、彼の難しい性格に向き合ってきたので、さすがに疲れ、どうしたら良いか分からなくなり、彼の立てる大きな音や声に身がすくんでしまったり、無性に泣けてきたりといったまずい状態が続いていました。
在宅勤務が増え、家にいる時間が増えたパパがある日言いましたが、
「こんなに毎日毎時間、わがままや理不尽に怒りをぶつけられたんじゃ…家庭内暴力じゃん」。
この言葉に、あっくんとの日常が端的に表れているように思います。
「親だから受け止めてあげなきゃ、理解してあげなきゃ、良くしてあげなきゃ」
ずっとそんな気持ちで2年近く向き合ってきました。どうにか対処しよう、改善しようとしてきましたが、それがあっくんには逆効果だったのかもしれません。
ブログ記事にもあるように、育児書を読んで試したり、検証したり、専門家に相談したりと手を尽くしてきました。それでも、良くなったと思っても、また周囲を傷付ける態度を取る。次第にあっくんと向き合うことがしんどくなってきていました。
大きくなるにつれ分かってきたこと:子供の気質を変えようとしていたのかもしれない
ずっとあっくんの完璧主義や粘り強く意志が強いといった難しい性格と向き合い続け、良い方向に伸ばしてあげたいと思っていました。
が、そういった気質は一朝一夕で直るものではなく、本人の性格からいっても自分で体験したり失敗しないと納得しないということが、だんだん分かってきました。
また、良い方向に伸ばそうとすることで、結果的に今の本人を否定することになり、自己肯定感を下げてしまっていたのではないかと思います。プラスの表現をしていても、その言葉の真意を考える子なのです。
「子供の長所を伸ばそうとしているのだから」とあれこれ手を尽くしていましたが、あっくんは自分で確かめないと信じないタイプ。
あまりに親の諫言を聞き入れないあっくんを目の当たりにして、「これはこの子の、簡単には変えがたい気質に関わる部分なのかもしれない」と気付き、先回りして子供の短所を直すよりも、体験して失敗した後のフォローに徹する方が良いのではないかと思うようになりました。
子供が小さいうちは、または、比較的親の言うことを聞くタイプだと、子供の言動や性格は変えることができそうに見えます。
もちろん声かけや対応の仕方、向き合い方を学んで導くことは大切ですが、その子自身の気質に関わるところは簡単には変わりません。
「変わらなくても仕方ないかな。これから周りの大人や友達から、この子が経験して学んでいくんだ」と、保護者も距離や時間を取って見守る姿勢が大事だと思い至りました。
下の子りっくんは発達がゆっくりなのもあり、「りっくんの感情や発達をありのまま受け止めてあげよう」と成り行きを見守ることができるのに、「あっくんならきっと変えられるだろう」と過剰な期待をかけてしまっていたということに、今回気付けました。
ある種、「子供は思い通りにならないもの、ひとりの個人」と諦められたことで、気付けました。
パパと話し合った当面の方針
夫婦で話し合い、落ち着かない状態なら自立より安心感を持たせようということになり、当面の方針として以下のように接することにしました。
- 抱きしめたりスキンシップを意識的に取る
- 子供の話を聞く
- 疲れている時は感情のコントロールが難しいようなので、それを考慮したり、疲れすぎないようにする
- 良いこと/悪いことの境界ははっきりさせるが真っ向から直そうとしない、たしなめる程度に
- できなくても気長に付き合う、励ます
- 兄弟喧嘩ではまず兄の言い分を聞く、なるべく本人も良し悪しを考える声かけをする
- 「元気で生きてたら良し!」くらいにハードルを下げて接する
おそらく、上の子あっくんは心配性で欲張りなので、どんなに手をかけてもらっても物足りないのだと思います。ふと何度も周囲の愛情を確かめたくなったり、自分の意志の強さや完璧主義を持て余したりするのだと思います。
私が深刻に悩んでいる周期を考えると、どうやら3ヶ月毎に新たな手を繰り出して、親に効くか(ダメージを与えられるか)を試している様子。
ちょくちょく子供はふとしたきっかけで親の愛情を確認したくなるようなので、すぐに落ち着くとは考えず、気長に付き合います(T_T)
パパに協力を仰いだこと
今回のことでパパは、子供の発育・発達や、ママが子供の対応にどのように苦労しているかをあまり理解して来なかったと感じてくれたようです。これからはママだけが矢面に立たないよう、気を付けると約束してくれました(T_T)
それからは、あっくんがいけないことをすると、パパが向き合って話をしてくれるようになりました。これまでほぼ一人で対応してきたので、その負担が減ったことは大きな変化でした。
今の部署では在宅勤務が増えてきたのもあり、なるべく家で仕事ができる日は在宅してもらい、「あっくんと私(+りっくん)だけ」という日を減らしてもらうことにしました。
家族で子供に向き合うには、パートナーの声かけや接し方も上達してほしいと思いますので、一緒に読める、声かけや接し方の参考になる本をご紹介しておきますm(_ _)m
パートナーの対応が上手になるだけでも、お互いに、子供も、助かるものです(*^^*)
おわりに
前にママ友が言っていた、「親子で一緒に、少しずつ成長していけたらいっか」という言葉。すごく共感できました。
私は未熟だし短気だし、きっとあっくんにとっては良い親ではないかもしれないけど、一緒に泣きながら、苦しみながら育っていくことはできる(あっくん的には嫌かもしれませんが…)。
夏休みに入ったところ、園での疲れがないため余裕が出てきたのか、以前は不機嫌が朝・帰宅時〜寝るまで続いていましたが、午後2時〜3時頃に限定されるようになりました(T_T)
それにより、不機嫌な態度や怒りで見えにくくなっていたあっくんの本音が、見えやすくなってきました。
こんな手紙を書いてくれたり、あっくんが私を身近に感じて、好きでいてくれていることは分かっているのです。
これまでも独学で声かけや対応を勉強してきましたが、身に付いてきた今でも、目につくのはやはり子供の育て方。
頑張りすぎるのは一旦お休みしますが、また参考になった本などありましたら、変わらずこのブログでご紹介します\(^o^)/
私の試行錯誤の経験が、誰かの心に寄り添えたり、励ましになると良いなぁと思います(*^^*)