発達ゆっくりのりっくんに診断が!ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如・多動症)だった!
診断がついて思うこと
ずっと「発達がゆっくりって何?」「言語発達遅滞の状態はいつまで続くの?」「言語発達遅滞の原因は?」「知的な問題もあるの?」と疑問や不安でいっぱいだった私。
しまじろうのタブレット学習や声かけ、何より保育園でしっかり見守ってもらい、本人の発達に任せるしかない状況ではありましたが、言葉がゆっくりなこと、知的な問題はないのだろうかという心配が常につきまといました。
この10月にかかりつけ医の行う発達外来で初めてのWISC-Vを受け、言葉が平均の範囲ではあるもののまだ得意ではないこと、ワーキングメモリに弱点があることが分かりましたが、総合的には平均の範囲内に入っていました。
これまで新版のK式しか受けたことがなかったため、これまでの傾向と同じで安堵しました。
これらの結果を受け、かかりつけ医からは、「上の子と同じASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如・多動症)でしょう。小学校の間は必要な配慮や支援をお願いすると良いと思います」とお話がありました。
これまで療育センターでは「発達がゆっくり」としか言われてこず、その原因や背景が分からずモヤモヤしていましたが、「過去の癇癪や、言葉のゆっくりさ、発達の凸凹な感じは、やっぱりASDやADHDの特性のためだったんだ!」と分かり、診断がついたことで非常に安心しました。
ちなみに私の住んでいる地域では、特性の軽めの子は就学後は療育センターではなく、発達外来のある病院を受診することになります。
今回紹介状を書いてもらっていたため、結果的に療育センターでの受診を卒業することにもなりました(^^;)
これまでの発達検査の結果や、心理士さん・言語聴覚士さん・保育園の先生のご意見もあり、りっくんの小学校生活は普通級で支援を受けながらスタートすることにしました。
入学予定の小学校では、就学相談にのってくださり、夫婦で支援級の見学もさせていただき、就学時健診前のこの時期まで回答を待っていただきました。
私たち家族の要望や状況を丁寧に聞き取り、ご対応くださった学校の先生に感謝です。保育士試験仲間の方にもアドバイスをいただき、とてもとても参考になりました。色々なことを踏まえて我が家の現時点でのベストと思われる結論が出せました。
おわりに
発達検査の結果では、未だに視覚優位バリバリなりっくん(^^;)
9月〜10月頃には、「すごく話が聞き取りやすくなってる!お話が上手になってる!」と実感し、しまじろうのタブレットや言語訓練が視覚優位なりっくんの理解や言葉を地道に伸ばしてくれていたようです(*^^*)
私はよく子どもの発達には何が必要かを考えてしまう性分なのですが、自分も子どもも疲れない程度に、発達の道筋を立てて考えてきて良かったです。
そして改めて、療育センターや児童発達支援・放課後等デイサービスで療育を受けることも大切だけれども、普段側にいる人の声かけや対応は重要だなぁと実感する日々です。
その子それぞれの性格もあるので難しいんですけどね(^^;)
あっくんについてはなかなか上手くいっている実感が少ないですが、最近彼が自制を利かせようと頑張ったり工夫していること、私も彼に合った対応がようやく分かってきた感じはあります。日々色んな記事を読みながら勉強しています。
かかりつけ医で「お母さん、りっくん育ちましたね〜!」という声をかけてもらい、まだ就学前ではあるけれども、一旦これまでの自分の頑張りが日の目を見た思いがしました。
でもね、全てはりっくんの性格の賜物。彼の穏やかで、好きなことに努力ができ、譲れないところは主張できる性格は、本当に尊敬しています。
最近子育てに悩んで読んだ本 6選
本を読んで悩みが全て解決する訳ではありませんが、子どもにとって良い声かけや対応・知識を知っているのと知らないのとでは、子どもへの理解やその先が変わってくるなと思います。
ご参考に、私が最近読んだり読み返した、おすすめの本をご紹介します(*^^*)
こちらは、ASD(自閉スペクトラム症)の入門書。イラストが多く、文章も易しくおすすめです。
こちらはADHD(注意欠如・多動症)の入門書。こちらもイラストがふんだんに使われており、投薬から教員への依頼の仕方、実生活での困り感、本人への説明や対応策が具体的に書かれており、おすすめです。
発達障害の分野でよくお見かけする、精神科医の佐々木正美先生の本です。発達障害の特性への優しいまなざしと、後半の対応例が具体的で参考になります。
発達がゆっくりということは、知的障害や境界知能といった面もあるのかもしれないと思ったため、精神科医の本田秀夫先生のこちらの本も読みました。
上記の本田先生の本。大人になってから、特性を持つ人が仕事や人間関係でどう悩むのかが想像しやすく、子どもの未来予想のように気軽に読みました。自身の参考にもなりました。
ペアレントトレーニングを基礎から学ぼうと思い、自身で記録を取りながらこちらの本に取り組みました。上の子あっくんの通う児童精神科の先生も推薦の本です。
個人的には、好ましくない行動を無視するという方法は万能ではなく、使うと効果のある場面や性格の見極めが大切だなと思います。
こちらが応じられない要求については、子どもに共感して応じられない理由を説明したうえで、それでもぐずっているようであれば、安全を確保しつつ「そっとしておく」というような。
完全な無視は、我が家の上の子のあっくんには向いていませんでした(^^;)余計にこじれた…。
いずれかご参考になれば幸いです(*^^*)