七尾ゆず「おひとりさま出産」「おひとりさま母さん」
今回ご紹介するのは、本は本でも、漫画です(*^^*)
私は漫画や映画・アニメも好きで、今はなるべくお気に入りの続きしか見ないようにしていますが、元気が欲しかったり、リラックスが必要だと思った時に心をほぐしてもらっています(*´∀`*)空想の世界に行くには、絵や映像は時間的なコストも少なく、私の息抜きにピッタリ(笑)。
さて、この漫画家七尾ゆずさんの「おひとりさま出産」と「おひとりさま母さん」。
なんと、未婚のまま計画的に妊娠・出産を決意し、子育てに奮闘する漫画家の、現在進行形の実話です(・o・;)
この漫画、頭の固かった私は当初、「こんな無謀にも妊娠・出産するなんて…」と思い「おひとりさま出産」1巻分のみ読みやめていたのですが、続編「おひとりさま母さん」の育児奮闘記やそこで語られる七尾さんの決意のほどを知るにつれて、応援したくなったんですね(^^;)今では、純粋にいち読者として楽しみで、応援のためもあり続きを買っています。
作者の紹介
作者は漫画家の七尾ゆずさん。星の綺麗な夜に、いずれ娘のミライちゃんのパパになる、明るく自由を愛する男「ミウラ」さんと出会います。
アラフォーになり出産のタイムリミットが迫る中、彼氏のミウラさんは借金を背負う身。お金にルーズで生活力0の状態…。
実の母にも反対されながら、ギリギリまで出産後の生活のために働き続ける七尾さん。もちろん漫画家で成功する夢も捨ててはいません。
彼女の育児ライフやいかに…?!
最近新刊が出ていない気がして、新型コロナの影響など心配になり検索してみると、アメブロをされているのを発見。七尾さんもミライちゃんも元気そうで安心しました(*^^*)
こちらです↓↓↓
本の紹介
「公的な制度に頼ることを前提にして、無謀にも妊娠・出産を計画した」という批判もあるようですが、公的な制度に頼ったとしても、日々の暮らしは金銭的にも人手の面でも楽に過ごせる訳ではありません。ミライちゃんのパパであるミウラさんは、同居も金銭的支援もしていないのです。
その中で工夫をし、明るく楽しくミライちゃんと過ごしている姿、漫画家として生きていくという覚悟、本当に強い方だと思いました。
これまで否定的だった読者も味方に変えて、まさに苫米地さんの言う、ドリーム・キラーをドリーム・サポーターに変えたのです。七尾さんの意志の強さゆえだと思います。
他の人の批判なんて覚悟の上。だって自分の中の「自己否定教官」とずっと生きてきた方ですからね(^^;)こちらも作品を読むと後々出てきます。なぜそんなに自己否定が激しいのか…。
「おひとりさま出産」1巻目では険しかった七尾さんの顔のイラストが、妊娠・出産を経て子育てをする中で柔らかになっていくのが印象的です。心理描写もどんどん上手で共感しやすくなっていると感じました。
七尾さんは子育てを通じ、自分と実家の繋がりについても考えるようになり、そこでもまた大小様々な問題が起こります。
過去の辛い経験もバネにして、元気と笑顔いっぱいに生きる七尾さんとミライちゃんの姿に勇気をもらえます。七尾さんのブログもおすすめです!
幸せの感じ方は人それぞれ。自分の価値観でとやかく言うものではないなと考えさせられる作品です。
おわりに
七尾さんがなぜミウラさんとの結婚を選ばなかったのか?
同居や、経済的な支援もない前提でなぜ子供だけ産みたいと思ったのか?
全ては、この漫画で語られています。是非ご一読を(*^^*)
続刊のお話はこちら(*^^*)