小児科の付き添い入院ってどんなかんじ?まとめてみた!
最近めっきり寒くなってきましたね(*´∀`*)
…で、思い出しました。下の子も2年前にそろそろRSウイルスによる肺炎で入院していたことを…。感染症って侮れないんです。
新型コロナでなくても、感染症対策って重要です。低月齢の子には特に重症化しやすいので、うつしてもうつされてもいけない。注意が必要です。
入院するまでの経緯
とても寒い日でした。ほぼ徹夜で看病していると、夜中3時くらいから呼吸が苦しそうな、荒いような感じがして、見ると胸のあたりがベコベコしている。生後3ヶ月弱の小さい子が自分の腕の中で苦しそうにぐったり。
もう、自分の心の中が焼け付くようにヒリヒリ痛みました。早く朝が来て病院が開くことを祈りました。
朝一番にタクシーでかかりつけの病院に向かいながら、運転手さんに「お母さんしっかりね!」と励まされたのを覚えています。
かかりつけ医のレントゲン撮影で肺に影が確認され、すぐさま大きな病院に紹介状を書いてもらい、入院することが決まりました。
秋から冬にかけての寒い中、肺炎の疑いありと診断された小さい子を抱えて、タクシーを拾うまでの心細さと言ったら。タクシーの配車アプリは、いざという時に使えるように確認しておきましょうね(^^;)
紹介してもらった病院で診察と入院の手続きがあったのですが、それが2時間ほどは待ちました。肺炎といっても軽いもので、容態がすぐに悪くなる状態ではなかったんだと思います。
この時に授乳の用意(この頃にはミルクだった)やその他の用意が不十分だったため、調子が悪くお腹を空かせた子供に泣かれて、本当に申し訳なくなりました。病院の売店に行けば色々手に入ったのでしょうが、子供も計測のための器具などを着けていたので、動くに動けませんでした。看護師さん方にも事情を話しましたが、お願いはできませんでした。
…こんな話を聞くと、「ちょっと入院の準備しようかな?」って思いませんか(^^;)?実家へのお泊りや、災害対策にも使えるので、是非。
入院後〜退院まで
入院手続きが済み感染症用の大部屋に案内され、医学的な管理が受けられるということで、心身共に疲れ切っていた私は心から安堵しました。でも、案外付き添い者の入院環境って過酷なんですよね(^^;)
特に我が家の場合は、実家の母に上の子や家のことを任せられて本当に助かったのですが、私の父はすでに亡くなっていたため、パパ−仕事、実家の母−私の家、ママ−病院で付き添いという状態で、交代要員がいない状況でした。
上の子がいたら、年齢にもよりますが、自治体の行っている一時保育を利用しても良いかと思います。各市町村の窓口にまずはお問い合わせください。
また、共働きの場合は、どちらかが休みを取りつつにはなりますが、夕方から来て病室に泊まり、朝に交代するという形で看病しているご夫婦もいらっしゃいました。
付き添い者の食事
付き添い者の食事は病院では出してくれないところが多いようです。私が入院した病院では、食事といったら売店エリアのコンビニ弁当が中心でした。
あるだけ有り難いのですが、コンビニの食事は味がはっきりしたものが多く毎食では飽きてきます。寒い時期で足先や体も冷え、自分も風邪を引いて看病で疲れ切っていました。
結局パパが家で夕飯を多めに作って持ってきてくれ、病院の電子レンジで温かいものが食べられて、本当に有り難かったです。
病室を離れる時
基本的な決まりとしては、自分の子は自分で見ます。看護師さんに少し見ていてもらうこともできますが、やはりお仕事がありますので、長い時間は難しく、どうしてもの時は「たまに様子を見てやってください」と声をかけておくくらいでした。
そのため、買い出しや洗濯、自分の入浴の際は子供が寝ている時やテレビに集中している隙に行く必要がありました。
付き添い者の入浴
私の入院した病院では、小児患者の入浴が終わってから付き添い者の入浴時間が始まり、毎日予約制でした。上のような状況だったので、子供が寝ているか分からない時間には予約を入れられず、結局パパが病室に来られる20:30-21:00の枠を死守して入浴していました。
付き添い者のベッド
小児科のベッドって、一緒に寝られるようにか、子供の落下防止柵(ほとんど檻のよう)がついた、シングルベッドが少し広いくらいの作りなんですね。
なんと、そこに親子が寝ます。二人で。
…びっくりしますよね。補助ベッドの貸し出しもあると思いますが、台数には限りがあるでしょう。それに、補助ベッドで寝ることを病気で弱った子供が許してくれるかどうかです。
付き添い者の受診
小児科病棟って、親子がたどり着く最後の地だと思っています…。
なぜなら、連日連夜看病した挙げ句に、子供の病状が悪化して入院するから。親もたいてい体調を崩しています。
なのに、付き添い者の受診はハードルが高いことが多い…。大病院は受診者が多いため診療時間外での利用(=救急外来での受診)となり、高額になりがちなんです。「それなら土曜の午前中、パパに代わってもらって…」とかってママは我慢しちゃうんです(泣)!
退院の時
小児科で入院する場合、まず1週間はかかります。朝と夕方に回診がありますので、その際に主治医の先生と退院日を相談するのですが、1週間前後になると退院日の朝に「じゃあ今日はこのまま退院しましょうか。」と言われることも珍しくありません。
退院の際には費用の精算などもあり、手続きや荷物の多さから人手が必要です。大人二人はほしいところです。退院が間近になったら、パパや手伝ってもらえそうな人に声をかけておきましょう。都合が合わない場合は病院の方にも退院の日程を相談です。
退院日の目安は、かかった病気によってかなり変わってきます。
下の子が最初にかかったRSウイルスでは対症療法が中心で、鼻水がひどく出るため、授乳の前や苦しそうな時・夜中にも頻繁に鼻水の吸引をしてもらっていました。そうすることで体力の回復を図ります。そのためいつ良くなるか、なかなか見通しが立たないのです。これはつらいです。
これまた下の子がかかった川崎病(血管の炎症の病気)のように、効果的な治療法があるものなら「5日後には退院」など見通しが立ちやすくなります。
ちなみに、我が家はRSウイルスをきっかけにこの鼻水吸引器を購入しました。鼻水が溜まって頻繁に起きることは小さい子にはよくあるので、吸引力などを考えるとこの据え置き型がおすすめです。結局吸う間隔は2〜3時間おきですが、親も子も寝やすくなり体力の回復にも繋がります。値は張るんですけどね(^^;)
子供の体調が悪いと何かと起こされるので、病院で頻繁に吸引するようなら検討してみてください。一緒に医療器具に使える消毒液も用意しておきましょう。ノズルは付属のもので十分でした。気になれば予備を買うくらいです。
おわりに
個人病院での出産や付き添いが増えているため、小児科の付き添い入院の実態って衝撃だった人が多いのではないでしょうか(^^;)私も正直、何回も「えぇぇ〜!!!」と思いました。
でも本当に、入院先の先生や看護師さん方の細やかな医療的対応には感謝しています。結局4回も、色んな病気でお世話になりました。
ちなみに子供の救急外来の受診は、どうしても時間外に行く必要がある時に限った方が良いかと思います。ひとまずトリアージ(治療の優先順位を決める)はしてもらえますが、当直の医師が別の科だったり、専門の科につなぐまで時間がかかる・小さな子を連れては大変すぎるといった難点もあります。
呼吸状態が悪かったり痙攣を起こしているなど、病状が危なければ救急車も検討しましょう。何度も言いますが、こういう時のためにも、一泊分の荷物があると安心ですよ!
災害でも何でも、場面を想定して対策を話し合っておきましょう。非常時に落ち着いて行動できます。
あと、入院中も家族の食事を支えてくれたのは、やはり生協でした。食材セットや冷凍で手軽にできたり、そもそも買いに行くのが難しい中、食べ物や日用品など身の回りの物を届けてくれるのは、本当に助かります。
入院中はファミリーサポートの方に上の子と遊んでもらったりもしましたし、ファミリーサポートや生協への登録など、日頃から「自分が立ち回れない時/不在時」の備えをしておくというのは大切です。親も子も、何かあった時の強い味方になってくれます。
子供の入院が決まった時に、私が真っ先にする行動をまとめました(*^^*)これらの記事がご参考になれば幸いです。